こんにちは!
みなさんは普段旅行や帰省をする際に夜行バスを利用していますか?
夜行バスを利用している人の多くは、新幹線や飛行機に比べて運賃が安いという点が大きな理由になっていると思います。
ですが今みなさんが利用しているその夜行バス、本当はもっと安く運賃を抑えることができるかもしれません。
今回はただでさえ安い夜行バスを、さらに安い価格で利用する方法を教えちゃいます!
ですがその前に、
・まだ夜行バスについて詳しく知らない
・夜行バスにはどんな種類があるのかわからない
・夜行バスを使うメリットやデメリットが知りたい
という方は先に以下の記事を読んでいただくとより分かりやすいかと思います!
さて、上記の記事を確認して夜行バスについての知識が深まったところで本題に参りましょう!
・夜行バスを少しでも安く利用したい
・移動には時間がかかっても良いから費用を抑えたい
夜行バスを激安で利用する方法
結論から言うと夜行バスを少しでも安い運賃で利用する方法は「直通便を使うな!」です。
え?どういうこと??
と思った方が多いと思います。
ただし、いついかなる場合も直通便を使ってはいけないというわけでもありません。
少しでも安い価格で利用しようとしたときに、どんな時に使ってはいけないのか、逆にどういう時は使うべきなのかをきちんと見極める必要があるというわけです。
では直通便を使わないなら何を使うのか、どのようにそれを見極めるのか、という点について今から説明していきます。
直通便を使わないなら何を使う?
直通便を使わないなら何を使うのか、それはずばり「乗り継ぎ便」です。
そもそも夜行バスでどこかへ向かう場合、夜行バスの選択肢としては「直通便」にするか「乗り継ぎ便」にするかの二択になります。
あまりイメージができていない方もいると思うので簡単な例を出して説明します。
仮に大阪から福島へ夜行バスで行くとします。
大阪から福島までは直通の夜行バスが出ていますので、これが直通便ということになります。
その一方で大阪から一度東京へ行き、東京でバスを乗り換えて福島へ向かうという方法もあります。これが乗り継ぎ便を利用するということになります。
この話だけを聞くとほとんどの人が直通便を選ぶと思います。
直接大阪と宮城を結んでいるバスがあるのに、わざわざ東京を経由する必要がないと思うのが必然だからです。
ですがここで、上記で挙げた方法それぞれの運賃を比較してみます。
・大阪⇒福島:11900円~
・大阪⇒東京⇒福島:5500円~
(2021年5月時点のおおよその最安値)
これを見てもらうとわかるように、乗り継ぎ便を利用した場合のほうがバス代の最安値はおよそ半額になっています。
今まで乗り継ぎ便について調べたことがない方は、思った以上に安くなっていると感じたのではないでしょうか?
ですがどんな時も乗り継ぎ便を利用すれば安く済むというわけでもありません。
今度は東京から島根へ向かう場合を例としてみてみます。
・東京⇒島根:6900円~
・東京⇒大阪⇒島根:7100円~
(2021年5月時点でのおおよその最安値)
このように乗り継ぎ便のほうが価格が高くなる場合もあります。
ではどちらを利用したらよいのかはどのように見極めればよいのでしょうか?
次はその見極め方について説明していきます。
直通便にするか乗り継ぎ便にするかの見極め方
さて、直通便か乗り継ぎ便のどちらを利用したほうが良いかを見極めるにはどうすればよいのでしょうか。
正直「自分で直通便と乗り継ぎ便両方の価格を調べて比較する」というのが最も正確な方法です。
ですがいちいち毎回調べるのもめんどくさいですよね。
なので僕の経験からこの場合は乗り継ぎ便のほうが安い可能性がある、という場合をご紹介します。
①移動距離が長い
夜行バスを利用する区間の距離が長い時は、乗り継ぎ便のほうが安い場合があります。
どこからが距離が長いのかということについてですが、僕の感覚としては地方を一つまたぐ移動は乗り継ぎ便の価格を調べる価値はあると思います。
ですが先ほど東京から島根に行く場合の例を挙げたように、全ての場合で安くなるというわけではないのでご注意ください。
②東京より南から北に移動する、あるいはその逆
移動する区間が東京より南の場所と北の場所で結ばれているときは乗り継ぎ便のほうが安くなる場合が結構多いです。
先ほど例に挙げた大阪から福島へ移動する場合がこれに当てはまります。
移動する際に東京をはさむような形になる場合、東京で乗り継ぎをする方が直行便を利用するより安くなることが多いというわけです。
そもそも夜行バスの直行便が出ている本数は東京が最も多いです。
また、東京から出ているバス、特に北関東や東北方面や関西方面は運賃が安く設定されているバスが比較的多いです。
実際僕も大阪から群馬へ夜行バスを利用して行こうとしたときに、東京経由の乗り継ぎ便も調べてみたところ、その時は2000円ほど安くなりました。
出発地から東京を経由できるような場所へ向かう場合は、ぜひ乗り継ぎ便も調べてみましょう。
乗り継ぎ便を利用するデメリット
ここまで読んでいただくと、乗り継ぎ便の価格のほうが安かったら直行便を選ばなくても良いと感じた方が多いともいます。
安く済むならメリットしかない!
と思いたいですが、どんなものにもメリットがあればデメリットもあります。
ではどのようなデメリットがあるのかを説明します。
①移動により時間がかかる
乗り継ぎ便を使うと直行便を利用した場合よりも、さらに移動に時間を要します。
先ほど挙げた大阪から福島へ向かう場合の所要時間を比較します。
・大阪から福島へ直行便で向かう場合⇒約12時間
・大阪から東京を経由して福島へ乗り継ぎ便で向かう場合⇒約14時間
乗り継ぎ便のほうが時間がかかる要因としては、直接向かえる場所に東京へ寄り道して向かうため移動距離が増える点と、バスを乗り換える際に発生する待ち時間の存在が挙げられます。
ここではおよそ2時間の差がありますが、バスや目的地によっては4時間以上到着の時間に差が出ることもあります。
ただでさえ夜行バスは移動に時間がかかりますが、さらに上乗せされるということになります。
②疲労がたまる
直行便では一度バスに乗れば、次に降りるのは目的地です。
ですが乗り継ぎ便を利用するとなると、一度経由地で降車しさらに次のバスを待たなければならなくなります。
夜行バスは長時間の移動のために疲労がたまりやすいですが、乗り換えや待ち時間によってさらに疲労を感じることが多いです。
少しでも疲労を改善するため方法としては、安眠グッズを持ち込んだり、バスの形態を良いものにするなどできることは多くあります。
高速バスの疲労を軽減する方法はまた別の記事に改めて後日まとめる予定です。
まとめ
今回は夜行バスをさらに安くする方法として、乗り換え便の活用方法について書いていきました。
改めて記事の内容をまとめると以下の通りです。
・夜行バスをより安く利用したい場合は、直通便ではなく乗り継ぎ便も確認する。
・直行便の運賃と比べると、乗り継ぎ便の運賃が半額まで安くなる時もある。
・乗り継ぎ便のほうが常に安くなるわけでもない
・乗り継ぎ便は所要時間が増え、疲労感をより感じやすくなる。
繰り返すようですが、必ずしも直通便を使用するべきではないというわけではありません。
時期や予約するタイミングによってもバスの金額は変わるので、できるだけその都度調べるようにすると良いと思います。
「日本各地への行き方」というジャンルには、それぞれの都道府県間のアクセス方法についてもまとめているので、気になる場所があればそちらもぜひご覧ください(^.^)
ここまで読んでいただきありがとうございました!