旅行業務取扱管理者

【独学】旅行業務取扱管理者の観光資源の覚え方!テキストと勉強方法

こんにちは!

今回は旅行業務取扱管理者の取得を独学で目指すあなたに、実際に独学で国内・総合W受験をする僕がやっている「観光資源」の勉強方法、そしてオススメのテキストを紹介します。

旅行業務取扱管理者の試験を受けるうえで旅行業法や約款、JRの運賃計算など様々な科目を勉強する必要がありますが、今回はそんな中でもかなり重要度の高い観光資源を取り上げています。

観光資源というとなかなか覚えるのが苦手な方や、どのくらい勉強すれば良いかわからないという方が多いと思います。

僕は独学で旅行業務取扱管理者の資格取得を目指していますが、観光資源が最も得意科目です。

そんな僕の勉強法を皆さんに紹介できたらと思います。

もし旅行業務取扱管理者についてまだあまり知らないという方は以下の記事で資格の概要について貝瀬悦しているので、こちらも併せてご覧ください(^.^)

この記事はこんな人にオススメ!

・観光資源の勉強方法がわからない

・観光資源を勉強したいのでオススメのテキストを知りたい

観光資源とは

観光資源

そもそも観光資源とはどういった科目なのか、最初に改めて確認しておきましょう。

観光資源というのは観光地理などとも呼ばれる科目で、国内旅行実務と海外旅行実務の単元に含まれています。

出題内容は国内の場合、日本全国の観光地や文化について、総合であればこれに海外の観光地や文化等が加わります。

単純に問題文に該当する観光地を選択肢から選ぶ問題や、観光地の位置関係を問われる問題、都道府県と文化が一致しているかの正誤問題など出題内容も様々です。

2020年度において、国内の場合国内旅行実務全38問のうち26問総合の場合国内旅行実務全32問のうち20問、海外旅行実務全52問のうち20問がこの観光資源に関する問題でした。

これを見ていただければわかるように、この資格を取得するうえで観光資源の攻略はかなり重要なポイントとなってきます。

旅行業務取扱管理者は合格ラインが各項目で6割以上の得点となっているため、この科目を捨てるという選択肢はあり得ません。

逆にいえば観光資源を攻略してしまえば、国内・海外旅行実務のクリアに大きく近づくというわけです。

それでは実際の勉強方法について解説していきます!

【2023年最新】観光資源の勉強方法

勉強方法

それでは実際にどのように勉強して行けばよいのかを国内、海外それぞれ分けて順を追って説明していきます。

国内観光資源の勉強法

まずは国内観光資源の勉強方法についてです。

国内観光資源を勉強する際みなさんは観光地とその説明だけを覚えるようにしていたりしませんか?

国内観光資源において大切なのはもちろん観光地の名称や説明を覚えることも大切ですが、その位置関係を頭に入れることが必須です。

問題にはモデルルートの空欄補充や、それぞれの観光地が同一の都道府県であるかを聞く問題が多々出されています。

位置関係を覚えていないと特にモデルルートに関わる問題などを正解するのはかなり厳しいです。

ではどのように対策をしていくか。

僕が実際にやっているのは以下の三つです。

①白地図に観光地を書き入れていく

まず最初にやるべきことは、インターネットなどで無料で印刷できる日本の白地図に、頻出の観光地などを中心に位置がきちんとわかるように書き込んでいくということです。

色やマークを変えて温泉や湿地、山や建造物などがすぐにわかるように区別をつけるとより良いと思います。

これをすることで一度手を動かして書いているため記憶の定着が図りやすくなるのと、位置関係をより正確に把握できるようになっていきます。

もちろんただ書いて満足するだけでなく、日々繰り返しその白地図を見返し定着を図ります。

ただどんな場所を書けばいいかというのは最初はなかなかわからないと思います。

というわけで、それを解決することが②に繋がります。

②観光資源に特化した参考書を利用する

①で紹介した白地図に書き込んでいく方法をするうえで、そもそもどんな場所を書いていく以下がわからないと思います。

そこで利用するのが観光資源に特化した参考書です。

これが実際に僕が利用している参考書です。

ユーキャンの参考書はサイズが英単語帳くらいなので持ち歩きがかなりしやすいです。

また、過去問や予想問題も収録されているため覚えたことがすぐに確認できます。

ですが正直これ一冊では漏れている部分も少なくはありません。

そこでできれば大原のテキストと問題集も購入しておきたいです。

大原のテキストは過去問等は最後にまとめられており、前半はとにかく暗記ができるよう赤シートで隠せるようになっています。

これに合わせて同シリーズの問題集も活用していきましょう。

ここで覚えた、確認した観光地を白地図に記入していきます。

そうすることでわざわざ観光地を自力で調べることなく、重要なスポットを抑えることができます。

これらの参考書は通学など外出の際に持ち歩くことで、すきま時間を有効に活用していくことができます。

独学で資格取得を目指すのであれば必ず持っておきたい参考書の一つとなっています。

③過去問を分析する

三つめは過去問の分析です。

①、②の方法で観光資源の暗記を進めていってもおそらく知らない場所などは過去問や本番の試験でも出てきます。

そこで動じないためにも、過去問を分析することで特に何が頻出なのかということを知る必要があります。

実際に過去問を見てみると、ほぼ毎年出ている問題のジャンルとして「温泉」「山岳」「半島・海岸等」「伝統行事」などがあるとわかります。

逆に言ってしまえば河川などはあまり出されていないため、最重要箇所を理解しておけばよほど大丈夫であるというわけです。

また、毎年時事問題が出ているという点も忘れてはいけません。

NHKの大河ドラマなどに絡めて問題が出されることもあるので、どのような時事問題が出ていたかもきちんと確認するようにしましょう。

海外観光資源の勉強法

続いて海外の観光資源の勉強法について解説していきます。

海外の観光資源は日本の観光資源と違って、それぞれの国のどこになにがあるかを一つ一つ細かく覚える必要はありません。

なので国内観光資源と同じような勉強法ではよくないというわけです。

それではこちらも実際に僕がやっている勉強法や考え方を二つ紹介していきます。

①すべての国を覚えようと思わない

総合旅行業務取扱管理者の資格試験では国内・海外の観光資源が両方とも出題されます。

また、海外観光資源は正直追い求めると勉強の終わりがありません。

なのでこの単元は特に満点を取ろうと考えないでください。

大切なのは傾向の分析です。

過去問を見ていくとわかりますが、「中国・タイ・インド・イギリス・フランス・イタリア・アメリカ・オーストラリア」あたりが特に出題率が高かいため、まずはこの国の重要事項を重点的に覚えていきましょう。

もちろんほかの国を覚えなくても良いというわけではありませんが、まずはこれらの国を抑えるようにします。

また国内同様観光地とその説明を覚えるだけでは足りません。

通貨や美術館ごとの展示品、祭りや部族などかなり広い範囲で出題されます。

そのため海外観光資源は「広く浅く」勉強していくということを理解しておいてください。

②観光資源に特化した参考書を利用する

こちらは国内観光資源の際に記載したことと同じです。

先ほど紹介した参考書で国内・海外両方抑えることができます。

気になる方は少し上に戻ってチェックしてみてください!

どのぐらいの時間勉強するべきなのか

勉強時間

さてここまで読んでいただいたら、どのように勉強していけばいいのかがだいたいつかめたかと思います。

あとはどのような時間配分でこれらをこなしていくかということです。

そもそも旅行業務取扱管理者を独学で取得する場合、国内なら130~180時間、総合なら230~280時間程度といわれています。

ただ観光資源に関しては少しこの勉強時間と区別するべきだと僕は思っています。

先ほども書きましたが、観光資源の勉強には終わりがありません。

なので時間をかけようと思えばいくらでもかけることができてしまいます。

観光資源を勉強するうえで大切なことは、空いている時間などをいかにうまく活用していくことができるかということです。

もちろん机に向かって参考書を開き、ひたすら観光資源の暗記に没頭するという日もあるでしょう。

ですが正直机に向かって勉強をするうえで最も時間が必要となるのは、JRの運賃計算やマイルの計算などだと思います。

なので観光資源はできるだけ空いた時間の中で勉強を積み重ねていきたいところです。

理想は毎日30分~1時間参考書や白地図を見る時間を設けたいです。

観光資源は一夜漬けのような勉強ではなく、長期的な勉強を心がけると良いと思います。

さいごに

今回は観光資源の独学での勉強方法について書いていきました。

何度も言うようですが、観光資源は試験合格には欠かせない単元です。

うまく勉強時間を確保して少しでも苦手意識をなくしていきましょう。

以下の記事では、僕が45日間の独学で国内旅行業務取扱管理者に一発合格した流れをすべてまとめています。こちらもチェックしてください!

また今回は観光資源に特化した参考書を紹介しましたが、以下の記事では「旅行業法」、「約款」の勉強方法についてや独学にオススメの参考書を一通り紹介しています。こちらもぜひご覧ください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!